Greeting

世界と連携し、
脳後遺症、運動障害や痛みを
脊髄レベルで治療する

ご挨拶

医師として40年


脳神経外科医
西野克寛


QOL(Quality of life)という言葉をお聞きになられたことはございますか?


QOLは日本語で訳すと、「生活の質」という言葉で訳されています。


「生活の質」とはいわば日々のくらしの満足度といえるのではないでしょうか。


例えば、病気や交通事故による後遺症を患い、「手が動かなくなった」「体を動かすと痛みがある」など症状は様々です。これは先天的な病気にも同じことが言えます。今までの生活で行えていたことが満足に出来なくなってしまったときには「生活の質」が低下したといえます。 私が行っている治療は直接的に「生活の質」の向上につなげる治療です。外科的アプローチは最小限に抑え、体に負担の少ない低侵襲治療を行います。(治療の詳細はメニューよりご覧いただけます。) 治療を受けられる患者さんと医療従事者のパートナーシップを大切にしながら、多様化する機能障害治療に対応し、患者さんのニーズに応じた適切な治療法を選択していただけるよう取り組んでいます。 QOL向上を目指して共にがんばりましょう。


別の視点から、説明しますと、神経運動機能後遺症を改善する治療は、リハビリが基本ですが、それで全てが、解決する訳ではありません。そのためには、外科的な、あるいは特殊な放射線、超音波照射などによる、脳への介入の選択肢がありますが、私どもの視点としては、脊髄の脳機能の一部を代償する能力に注目して、これを強化、利用して、歩行障害や慢性疼痛などを回復させようとする試みです。 あるいは、低周波刺激などの電場や磁気刺激、神経栄養因子を誘発する薬剤を投与下にタスク、リハビリを加え、Hebbianの法則により新しく機能回復を支援する新たな神経回路を強化、急速に誕生させる1連の手法です。


今回、
脊髄刺激治療の専門外来を森山記念病院(金曜)(AM)
にて開設いたします。

診療病院

社会医療法人社団森山医会 森山記念病院

診療日:毎週金曜日 午前

住所:東京都江戸川区北葛西4-3-1

電話番号:03-5679-1211

下肢の難治性の痛みでお困りの方や、脳卒中・神経変性疾患・脊髄損傷後のリハビリでも自力歩行等で(筋の持続収縮、痙縮やその他に伴う痛による運動障害の)機能回復にお困りの方を対象にして、ご相談、検査、治療を行なう外来です。

(但し、私の治療対象は、意識障害がなく、脳のMRIやCTなどで、例えば、中大脳動脈領域の脳梗塞のような、広範囲の脳病変や、高度の内包病変のない場合といたします)



専門外来特徴

脊髄刺激治療の専門外来

当専門外来の特記すべき点は、難治性疼痛(=神経障害性疼痛)、中枢性感作を伴う疼痛のみの治療だけでなく、痙縮および神経障害性疼痛によるCPG (central pattern generator, 脊髄歩行中枢)や脊髄運動中枢の持続的活動低下の病態を考慮して、歩行障害や運動麻痺の回復をめざしていることです。とりわけ、spinal brain 仮説(中枢神経損傷で、脊髄の代償機能で神経症を改善方法)に基づき、運動機能回復と痛みの治療を結びつけた、脊髄刺激の専門外来としては国内では数少ないと思われます。



Spinal Brain(脊髄脳)について

脊髄にある運動調節に関わる神経中枢

Spinal Brain(脊髄脳)とは、脊髄にある歩行中枢、脊髄前運動中枢(図2−1)
固有脊髄神経細胞などの運動調節に関わる神経中枢です(図1)
中枢性神経損傷(脳、脊髄)の際、脊髄は自らの脊髄神経機能で、上位の脳の働きを代償すること知見が蓄積してきており、海外の複数施設で臨床報告もなされている。
これにより、脳、脊髄損傷の運動機能障害を回復させることを目指しております。
脳、脊髄損傷の運動機能障害を回復させることを目指しております。(図2−2)


"対象:通常リハビリで運動機能の改善がなく起立、歩行が安定しない方、種々の鎮痛剤でも抑制できない慢性疼痛の方で、実際には、症状や訴えから痙縮や慢性痛の有無や部位を確認し、薬理学的な反応性をみたり、運動障害の原因になるかを見極めます。痙縮の部位には局所麻酔薬を注射し、筋弛緩作用や、筋痙縮に関連する脳へ持続感覚入力の遮断を意図します。以上の有効例では、直後から起立保持や、歩行、走行が可能になる方がおられます。通常、この局麻剤の効果は数時間から長くて1-3日ですので、有効例では3ヶ月間持続するボトックス注射をお勧めします。



図1 固有脊髄神経細胞などの運動調節に関わる神経中枢

図2-1 脊髄にある歩行中枢、脊髄前運動中枢

図2-2 脳、脊髄損傷の運動機能障害

 一方、筋緊張や痛みが広範であれば、当然、局所の注射では効果が不十分ですので、低用量ケタミン静注の方で全身の筋緊張異常部位への作用を評価し、脊髄刺激での治療可能性を判断するに検査入院をお勧めしております。具体的に説明を致しますと、脊髄刺激の効果『歩行の改善、痛みの軽減など』を患者さん自身に類似体験していただきます。これを医師と患者・家族様で共有していただき、効果予測を一緒に判定致します。ケタミンが無効な場合(てんかん合併例で、ケタミンが使用できない例では)、バクロフェンの持続髄注療法を考慮致します。


治療について

脊髄レベルの手術や、電気治療、薬物治療で軽減

私の治療は、脳由来の運動障害、痛みの後遺症を、今の主流の脳手術でなく、脊髄レベルの手術や、電気治療、薬物治療で軽減することです。この方が、人には優しく、後遺症が少ないのです。

経歴

History

  • 1978年
    秋田大学医学部卒業
    秋田大学第一外科入局(脳神経外科)
  • 1982年
    脳神経外科専門医取得
  • 1985年−87年
    米国Duke Univ VA Stroke Ctr(c/o James Davis)
    Dept of Surgery,Division of Neurological Surgery, c/o Blaine Nashold
  • 1988年
    秋田大学医学部 脳神経外科
  • 1993年
    秋田大学 講師
  • 2001年
    神戸中央市民病院 脳神経外科研究員
  • 2003年
    前橋工科大学 システム生体工学科客員教授
  • 1993年
    秋田大学 講師
  • 2008年
    【秋田県】市立角館総合病院 院長
    市立角館総合病院 脳神経外科科長
  • 2019年
    【東京】森山記念病院にて診療開始
    森山脳神経センター病院にて診療開始

FAQ

  • 私の症状を相談したいです。

  • 外来受診に予約は必要でしょうか

  • WEBメディアに先生の治療について記事を書いて頂くことは可能でしょうか?

    ご相談内容によっては可能です。まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。