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世界と連携し、
脳後遺症、運動障害や痛みを
脊髄レベルで治療する

皆様の声

より多くの人に治療を知っていただくために

皆様の声

慢性疼痛や麻痺によるADLとQOLが大きく低下します。 さらに、患者を支えるご家族や介助者の悩みや身体的な負担です。



治療を行った経過等を実際に治療を受けられた方からお声をSNS等の個人の発信をリンクとして掲載しております。

これは多くの方に治療について知っていただきたいと思いでお願いをさせていただいております。

ご協力いただける方は問合せフォームよりお問い合わせください。


皆様の声

Q1. (N I、31歳、女性)のお問い合わせ

線維筋痛症は何科を受診したら良いのかよく分からず調べてもリウマチ科、心療内科などと言ったように曖昧でした。
それだけ分からないことが多い病だと思いますが脳神経外科で治療ができる可能性があるというのは目から鱗です。 同科の技術がどのように線維筋痛症に応用できるのでしょうか?

回答

疼痛の治療には、薬剤や神経ブロック注射で改善しない薬剤抵抗性の痛みに対し、 末梢神経刺激 (TENS)、硬膜外脊髄刺激装置埋込、定位脳手術などがあります。 第3の方法は脳への直接の侵襲手術であり、硬膜外刺激装置の方が体にはやさしい治療です。

当方のHPでも説明しておりますが、薬物試験で脊髄刺激の効果の有無を確認してから、 有効例のみに脊髄刺激装置を埋め込んでいます。

脊髄刺激治療は、以前から脳神経外科で行われており、1980年代には幻肢痛の治療法 DREZ tomy を考案した Blain Nashold 教授 (Duke大学 脳神経外科) も実践していました。
線維筋痛症は難治性疼痛の代表的疾患であり、脊髄刺激の有効性が期待されます。 1990年代にはBaylor医科大学の M Dimitrijevic 教授が試験的に行い良い成績を観察しましたが、 当時は機材が不十分で手術は困難でした。

しかし、15年前に脊髄刺激の優れた機材が開発され、臨床応用の可能性が高まりました。

Q2. 線維筋痛症の薬物治療について

線維筋痛症はリリカやタリージェ、サインバルタなどの薬を処方されることが多いようですが、効き目がありません。
何でもいいので痛みから解放される薬が知りたいです。 例えばオピオイド系の代表であるフェンタニル、オキシコドン、トラマドールなどの医療麻薬は線維筋痛症に効果があるでしょうか?
また、これらを使うことに関してのご意見をお聞きしたいです。

回答

現在までのところ、線維筋痛症で薬物治療によって急激に痛みが消失することは少ないです。
むしろ、日常生活、修学、就労に耐えられる程度に痛みを軽減することを目的にした薬物治療が考えられます。

痛みをゼロにしようと希望すると、副作用が多くなり、食事が取れなくなったり、 24時間眠気が持続し、人間らしい生活が困難になる可能性があります。

効果と副作用の点から、もし脊髄刺激が有効であれば、これをおすすめしたいと考えます。

Q3. 脊髄刺激療法の適応について

線維筋痛症で脊髄刺激療法が有効な場合があるとのことですが、この治療法の適応条件を教えてください。
どのような検査や診察を経て、この治療が適切かどうか判断するのでしょうか?

回答

脊髄刺激療法は、他の治療法(薬物療法や神経ブロック注射など)で十分な効果が得られない難治性疼痛の患者に適応されます。

ただし、すべての患者に脊髄刺激が最適なわけではなく、薬物療法や神経ブロック注射が有効なケースも多くあります。 そのため、まずは薬物療法や神経ブロック注射を試し、これらで十分な痛みの軽減が得られる場合は、それらを優先するのが一般的です。

適応の判断には、痛みの程度、原因、既存の治療歴を考慮し、脊髄刺激の効果を予測するための薬物試験や神経生理学的検査を行うことがあります。 また、患者さんの生活の質(QOL)を改善する目的で行われるため、日常生活にどれほど影響を与えているかも評価の重要なポイントとなります。

Q4. 受診相談について

脊髄刺激療法について詳しく相談したい場合、どのように受診すればよいでしょうか?
事前に準備するべき資料や、紹介状が必要かどうかも教えてください。

回答

紹介状がなくても受診は可能です。これまでの治療歴や検査結果が分かると、より適切な診断と治療方針の決定が可能になります。

受診の際に準備していただきたい資料としては、以下のようなものがあります:
(資料がなくても受診は可能です)
・これまでの治療歴(薬物療法、神経ブロック、リハビリなど)
・痛みの部位や程度を記録したメモ
・過去のMRIやCTなどの画像診断結果(お持ちの場合)
・現在服用中の薬の一覧
受診を希望される場合は、事前にお電話またはWebサイトからお問い合わせください。 また、診療予約が必要な場合もありますので、事前の確認をお願いいたします。

Q5. 実際に歩行はどのくらい改善するのですか?

ボトックス注射を受けると、歩行はどの程度改善するのでしょうか?
日常生活でどのような変化が期待できますか?

回答

ボトックス注射を受けることで、多くの患者さんで 歩行速度が向上し、膝の動きがスムーズになることが確認されています。

研究によると、脳卒中後や脊椎疾患の患者さんでは、以下のような改善が見られました:

・ 歩行速度の向上:以前より速く歩けるようになり、日常の移動が楽になります。 ・ 歩幅の改善:足がしっかりと前に出るようになり、転びにくくなります。 ・ 膝の安定性が向上:外側にずれていた膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置に戻るため、足の力が入りやすくなります。 ・ 階段の昇り降りが楽になる:膝の動きがスムーズになり、支えなしでも階段を昇降できるようになる場合があります。
ただし、効果の出方には個人差があります。リハビリと組み合わせることで、さらに歩行の改善が期待できます。

治療後も 定期的な診察とリハビリを続けることが、より良い効果を維持する鍵になります。

Q6. ボトックス治療はどこで受けられますか?

このボトックス治療を受けたいのです。西野先生のボトックス注射はどの病院で実施していますか?
また、受診する際の流れを教えてください。

回答

私の外来治療は秋田県では市立角館総合病院、東京では森山記念病院で行っています。

受診の流れは以下のようになります:

① 診察を受ける
予約を取り、診察を受けてください。歩行状態や筋肉の緊張を確認し、ボトックスが適応になるかどうかを判断します。
② 必要な検査を行う
- 膝のレントゲン(X線)を撮影し、膝のお皿(膝蓋骨)の位置を確認します。
- 触診を行い、外側広筋の圧痛部位(痛みのあるポイント)を特定します。
- 可能であれば、トリガーポイント注射の試験を行い、一時的に筋肉を緩めることで効果があるか確認します。

③ ボトックス治療の実施
効果が期待できる場合、ボトックス注射を行います。通常、外側広筋の停止部(膝の外側)に注射します。
④ 経過観察とリハビリ
注射後すぐに効果を感じる場合もありますが、通常は 数日〜1週間程度で歩行がスムーズになることが多いです。 リハビリと併用することで、より高い効果が得られます。

紹介状の有無について - かかりつけ医がいる場合、紹介状を持参するとスムーズに診察が受けられます。 - 紹介状がなくても受診は可能ですが、事前に 医療機関に相談することをおすすめします。
受診を希望される場合は、病院の予約窓口またはホームページからお問い合わせください。

  • パーキンソン病などに伴う下肢痛による歩行障害

  • 線維筋痛症(下肢、上肢の痙縮による痛みを主とするもの)

  • 脊椎疾患や脊髄腫瘍後の、上肢、下肢の薬剤抵抗性、難治性疼痛

  • 変形性関節症(股、膝、足)で、周囲組織や四肢に波及した難治性疼痛

  • 手術困難例や脊椎術後も改善しない難治性疼痛

  • 正常圧水頭症後の痙縮、歩行障害残存例

  • 痛みと痙縮(持続的な筋収縮に関連する痛み)を伴う脳卒中後遺症

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